造園・庭づくり・作庭の事例、檀上庭園

場所：東京都江東区亀戸
種類：店舗
竣工：2009年12月

施主である西田裕くんとは歳も同じで私が高校生の頃ボクシングジムに通っていた頃からの友人。
西田君はそのままプロのリングに立ち日本Ｊｒライト級の一位（現スーパーフェザー級）まで登りつめました。

引退後は寿司屋や蕎麦屋で修業を積み晴れて独立。
亀戸天神の門前に江戸そば　料理帳　にし田としてお店を出すことになり、店舗に伴う小さなスペースを私に依頼してくださいました。

店舗の建築の方から、店舗自体のテーマが鬼平犯科帳の雰囲気で決まっていて、枝垂れ柳を入れる事が条件となっており、雰囲気をつかむために施主さんと二人で条件の雰囲気を満たしたお店に食事に行ったりするなど、丁寧にプランを煮詰めていきました。

小さなスペースでしたが、高校生の頃から現役時代、引退後もずっとつきあいの続いてきた仲間でもある施主さんの門出を、何か気持ちのこもったものでという思いから、手水鉢は自作しました。
不慣れからかかなり時間はかかってしまいましたが、想いは込められたと自負しております。

下草の植栽にはお店の繁盛を願い、縁起ものの南天、万両、千両、百両（たちばな）十両（ヤブコウジ）を植えました。

２０１５年現在柳の木は立派に育ちお店の方も評判がいいようです。
管理の方は私が食事がてら少しさっぱりさせたり、成長の早い柳の木を施主さん自ら手入したりしたいます。

このお庭の代表的な設計・施工項目

• 下見・ヒアリング
• 設計
• 作庭テーマ作成
• 植栽